• 2017.12.3

花粉症治療薬のアレグラについて

発症すると、くしゃみや鼻水が止まらず意識が朦朧とするうえに、目のかゆみと充血も加わって、とても辛いのが花粉症です。
できることならば、鼻と目を取り出してきれいに洗えたらと何度も思ってしまいます。

湿疹や蕁麻疹など、花粉症におけるアレルギー症状の種類や、現れ方の度合いは人によって異なります。
湿疹は薬で緩和できる場合もありますが、症状が重い人にとっては、一刻も早く効果が出る治療薬を使用したいと考えています。
そこで、花粉症の治療薬の中で最も効果が期待できる種類とは、一体どれなのでしょうか。
また、効果が高い治療薬を使用すると副作用は強く出てしまうのでしょうか。
ここでは、花粉症で悩んでいる方に、アレルギーに対する最も効果的な治療薬とは何か、またその治療薬の副作用などについて詳しく学んでいきましょう。

アレグラの効果と副作用について

花粉症の治療薬には薬局で手軽に購入できる一般用医薬品と、医療機関で医師の処方のもとで購入できる医療用医薬品の2種類があり、より即効性と効果が期待できるのは、医療用医薬品に分類される花粉症治療薬です。
一般用・医療用のどちらもヒスタミンの分泌を抑える働きを持つ抗ヒスタミン薬です。

花粉症が起こる仕組みは、鼻やのど、目の粘膜にアレルギー症状を引き起こす花粉が付着することで、それを体外に排出させるため脳がヒスタミンという物質の分泌を促します。
ヒスタミンが分泌されることで、くしゃみ・鼻水・涙などを引き起こします。
花粉症によるアレルギー症状を抑えるためには、このヒスタミンの分泌を抑制させる必要があり、治療薬にはその作用を持つ成分が含まれています。

抗ヒスタミン作用のある有効成分はいくつかありますが、その中でも特に高い効果を持っているのが、フェキソフェナジン塩酸塩を有効成分に持つ「アレグラ」です。
アレグラは、第2世代の抗ヒスタミン薬で、花粉症などの他、ハウスダストで起こるアレルギー症状、蕁麻疹などにも効果を発揮します。
第2世代とは第1世代のデメリットを改善したもので、ヒスタミン受容体への選択性が高いため、広い範囲のアレルギー症状の緩和に効果を発揮します。
更に胃腸薬などの主な作用である抗コリン作用などの余計な作用が弱くなっています。

アレグラの有効成分であるフェキソフェナジン塩酸塩は、ヒスタミン受容体への結合力がとても強いため、ジルテックを有効成分とする治療薬の半量で同等の効果を得ることができます。
ジルテックを主成分とする治療薬では眠気の副作用が出ることが多いですが、アレグラの主成分フェキソフェナジン塩酸塩は脂溶性が低いので脳へ浸透しにくくなっています。
そのため、眠気の副作用がほとんど現れることがなく、服用後の車の運転や高所での作業、危険な機械操作などへの制限もありません。

フェキソフェナジン塩酸塩は、テルフェナジンという成分の欠点である心臓への悪影響を改善させた活性代謝物で、それによる相互作用の発現率も低くなっています。
現在テルフェナジンを配合した治療薬は製造中止になっているため、アレグラのフェキソフェナジン塩酸塩は花粉症患者に広く利用されています。

比較的即効性が高く、服用後しばらくすると効き始め約1時間~2時間程度でピークに達します。
持続性も高いので、1日2回の服用で良いです。
特にくしゃみや鼻水の症状に改善効果がみられ、鼻づまりいや目のかゆみなどにも比較的よく効きます。
副作用もほとんど現れないことから、小児への処方も可能となっています。

服用方法について

服用方法は、錠剤では成人は1回60mgを1日2回服用します。
7歳以上12歳未満の小児では1回30mgを1日2回服用します。なお、12歳以上の小児は1回60mgを1日2回服用します。

ドライシロップには6%と5%があり、6%の服用方法は1回60mg(ドライシロップ1g)を1日2回、よくかき混ぜて溶かし服用します。
7歳以上12歳未満の小児は1回30mg(ドライシロップ0.5mg)を1日2回、12歳以上の小児は1回60mg(ドライシロップ1g)を1日2回、よくかき混ぜて溶かし服用します。

ドライシロップ5%の服用方法は、成人は1回60mg(ドライシロップ1.2g)を1日2回、よく懸濁して服用します。
小児は6ヶ月の赤ちゃんから服用が可能です。

  • 6ヶ月以上2歳未満では1回15mg(ドライシロップ0.3mg)
  • 2歳以上7歳未満では1回30mg(ドライシロップ0.6mg)
  • 7歳以上12歳未満では1回30mg(ドライシロップ0.6mg)
  • 12歳以上では1回60mg(ドライシロップ1.2g)

これをそれぞれ1日2回よく溶かして服用します。なお、その時の症状によって用量は調整します。

アレグラは即効性・持続性に優れているほか、眠気の副作用も少ないため広く利用されている花粉症治療薬です。
ただし、副作用が少ない分アレルギー症状の抑制効果はやや弱いため、十分に実感できるまでには数日を要することもあります。
安全性も認められており赤ちゃんからの使用も可能ですが、持病などがある人は事前に医師に相談するなど注意する必要があります。

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