• 2017.12.31

花粉症の薬で一番効果あるのって何?

花粉症の薬

有効成分は異なりますが、どちらも第2世代の抗ヒスタミン薬である「アレグラ」と「ザイザル」は、どのような違いがあるのでしょう。
そして、どちらの方がより眠気の副作用が少ないのでしょうか。

アレグラは、有効成分にフェキソフェナジン塩酸塩を配合した第2世代の抗ヒスタミン薬です。
非鎮静性で、脂溶性も低いため、眠気の副作用がほとんど出ないところが大きな特徴です。
この非鎮静性の高さは、自動車運転のシミュレーション試験や精神運動能力試験において、その高さが実証されています。
これにより、従来の抗ヒスタミン薬の弱点であった服用後の眠気を改善することができました。
今までは、花粉症の薬を飲んだ後に自動車の運転や高所での作業などを制限する必要がありましたが、アレグラではその心配が無用となりました。

アレグラの副作用の発現率はほとんどなく、最も高い症状で頭痛の4.7%程度となっています。
眠気に関しては2.0%程度であり、第1世代の鎮静性の治療薬となると50%~85%の確率で眠気が出てきます。
このことからも、アレグラはいかに眠気が出ないかがよく分かります。

一方のザイザルは、有効成分にレボセチリジン塩酸塩を配合した第2世代の抗ヒスタミン薬です。
即効性も比較的高く、服用後間もなくして効き目が現れてきます。
また持続性も高いため、軽度鎮静性の薬で、成人でも1日1回の服用で効果を実感できます。
特に効き目で定評があり、花粉症の症状が強く出てしまう患者さんにとっては強い味方となっている薬です。

ザイザルは軽度鎮静性の治療薬となり、アレグラと比較すると多少眠気が発生する可能性があります。
脂溶性は比較的低いため、脳への有効成分の浸透性は鎮静性の治療薬と比較しても低くなっています。
鎮静性の治療薬では50%~85%の確率で眠気が生じるのに対し、ザイザルは25%以下となっています。
そのため、患者さんの体質によってはほとんど眠気が生じないという人もいれば、多少眠気が出るという人もいます。

アレグラとザイザルで比較すると、アレグラは非鎮静性で1日120mgの服用で、眠気が現れる確率は5%以下となっています。
それに対しザイザルは、軽度鎮静性で1日20mgの服用で、眠気が現れる確率は25%以下となります。
このことから、より眠気が生じにくい治療薬は「アレグラ」となります。

花粉症に効果的な治療薬を使用するときには、自分のアレルギー症状のレベル(軽度なのか、重度なのか)や、ライフスタイルなどから考慮し、効果を強めたいのか眠気を避けたいのかを明確にしてから決めることが大切です。
なぜなら、アレグラとザイザルのように同じ第2世代の抗ヒスタミン薬であっても、有効成分の違いによって特徴が異なるからです。

例えば、運送業や公共交通機関の運転など、仕事で長時間乗り物を運転する人や、高層ビルの窓ふきなど高所での作業をする人などは、副作用で眠気が出てしまうと大事故を引き起こす可能性があるため、眠気が出ないアレグラの服用がおすすめされています。
症状が酷く、車の運転も時々する程度の人は、ザイザルを服用することで日常生活も今までと同じように快適に送れるようになります。

また、持続時間で選ぶ場合には、アレグラは1日2回、ザイザルは1日1回の服用となるため、ザイザルの方が効果が長く続きます。
薬の飲み忘れが多い人や、忙しくて同じ時間に服用することが難しい方はザイザルを使用すると便利です。
食事の影響も受けにくいので、食事の時間がマチマチな方にもザイザルはおすすめです。

このように、効果の高い花粉症治療薬のなかで、最も眠気が生じないのは「アレグラ」です。
そのため、眠気を生じさせたくない人で症状が比較的軽度な場合には、アレグラを服用すると良いでしょう。
症状が重度になるとアレグラでは十分な効果が得られない可能性があるため、ザイザルにするか、医師と相談して2つを併用するのも良いでしょう。

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