• 2017.12.15

ザイザルの効果と副作用について

花粉症に効果的な治療薬は、アレグラの他にもあります。
アレグラは、フェキソフェナジン塩酸塩を有効成分に持つ第2世代抗ヒスタミン薬で、眠気などの副作用がほとんど出ない代わりに、即効性はありますがアレルギー症状を抑える効果が緩やかです。
同じ第2世代の抗ヒスタミン薬には、アレルギー症状を抑える力が強いものもあります。
それがレボセチリジン塩酸塩を有効成分に持つ「ザイザル」です。

ザイザルは、ヒスタミン受容体に対する選択性が高い第2世代の抗ヒスタミン薬で、アレグラと同様に抗コリン作用が無いので、第1世代で起こりやすかった喉の渇きや排尿障害などの副作用がほとんどありません。
また、脂溶性が低いので脳への浸透も少なく、眠気の副作用も比較的軽減されています。
ヒスタミン受容体への結合力が高いので、少ない用量でも効果を発揮します。

ザイザルの有効成分レボセチリジン塩酸塩は、化学伝達物質であるヒスタミンの受容体を遮断することで、様々なアレルギー症状の発現を阻止する作用があります。
更にレボセチリジン塩酸塩は、アレルギー症状に関連するその他の化学伝達物質が遊離するのを抑制させる作用も持っています。
そのため、アレグラと同様に花粉症患者に広く利用されているほか、ハウスダストでのアレルギー症状、蕁麻疹などにも有効となっています。

即効性も比較的高く、服用後間もなく効き始め約1時間でピークに達します。
持続性も長いので1日1回の服用でもしっかりと効いてくれます。
アレルギー症状全般に効き目を発揮しますが、特にくしゃみ・鼻水への効き目が高いです。
鼻づまりや目のかゆみにも効くので、辛い花粉症の症状を緩和してくれます。

ザイザルには錠剤とシロップの2種類があります。
錠剤の服用方法は、成人は1回レボセチリジン塩酸塩5mgを、1日1回就寝前に服用します。
1日の限度となる用量は10mgで、年齢や症状の度合いなどに応じて適宜用量を調整します。
小児は7歳から服用が可能です。7歳以上15歳未満の小児は1回レボセチリジン塩酸塩2.5mgを1日2回、朝食後と就寝前に服用します。
ザイザルは食事の影響を受けにくいので、食後の服用も可能です。

シロップの服用方法は、成人は1回10ml(レボセチリジン塩酸塩5mg)を、1日1回就寝前に服用します。
1日の限度となる用量は20ml(レボセチリジン塩酸塩10mg)で、年齢や症状の度合いで調整します。
小児は生後6ヶ月からの使用が可能です。
6ヶ月以上1歳未満は1回2.5ml(レボセチリジン塩酸塩1.25mg)を1日1回、1歳以上7歳未満は1回2.5mlを1日2回朝食後と就寝前に服用します。
7歳以上15歳未満は1回5ml(レボセチリジン塩酸塩2.5mg)を1日2回、朝食後と就寝前に服用します。
これらの用量は目安となり、患者さんの症状で変わります。

ザイザルは高い効果を得られながらも、副作用は少ないほうです。
たとえ副作用が出たとしても、そのほとんどがだるさや頭痛、眠気、喉の渇きなど軽度なものであり、重い副作用はめったにありません。
しかし全くないわけではないため、初めて使用する際には服用後の初期症状に注意する必要があります。
主な副作用としては、アナフィラキシーショック・顔面蒼白・手足の急激な冷え・顔やのどの腫れ・全身のけいれん・めまい・意識低下などです。

ザイザルの服用では、持病のある方や常用薬のある方は事前に医師に相談しておくと安心です。
特に注意しなければならないのは腎臓や肝臓に障害がある方で、現在の症状によって用量を調整するなど医師の指示に従うようにしましょう。
また、高齢の方が服用する際は、副作用の発現を抑えるために用量を少なくするなど、その都度医師と相談して服用することが大切です。
比較的副作用は少ない治療薬ですが、アルコールとの併用は副作用の発現率を高めてしまうため、なるべく避ける必要があります。

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